nokturny op.37

なんてない日常のこと 誰かに話したいけど話す相手もいないから書いて消化

「言い寄る」を読んで

田辺聖子さんの「言い寄る」からの3連作を読んで。
久しぶり胸キュン満載の恋愛小説。
携帯電話のない時代がいいんだわ。
ザ・昭和の女!みたいなね。
主人公の心の動きにうなずきつつ、
五郎ちゃんみたいな人、
剛みたいな人、水野さんみたいな人
を思い浮かべ楽しめた。
会話のやりとりなんかがリアルで思わず一人でにやけてしまったり。
夢中で読み進められる本に出会うと、
その物語の世界が終わるのが嫌でどんどんゆっくり読むようになってしまって。
読み終えた後も余韻に浸りたくてなかなか新しい本を手に取れないという感じ。
昭和の女、いいなぁ。
だましだまし続けていける大人になりたい。
ふんっ。