nokturny op.37

なんてない日常のこと 誰かに話したいけど話す相手もいないから書いて消化

「あひる」を読んで

こちらあみこ」で心が動いた

今村夏子さんの本、「あひる」

あひる


3話とも本当に経験したよな気持ちになった
〈おばあちゃんの家〉なんて設定が近くて

うちは曾祖母(同じよに血の繋がりがない)と
祖父、祖母と同じ敷地で住んでいたから
本当に実体験のように感じてしまった。。。

今は少しでもズレた発言すると
すぐ認知症などと病名がつくけど
わたしが子供の頃はそんな呼び名はなく
(知らなかっただけかもだけど)
多少、言動・行動がおかしくても
年寄りだしそんなもん、って感じで
まわりももっとおおらかに見ていたと思う


子供の頃、
足が悪くてほとんど寝たきりだった
曾祖母が大好きだった
両親が働いていたから
いつも曾祖母と一緒にいた
懐かしい。。。

小学校高学年になった頃に他界したけど
もっといっぱい一緒に居たかったなーって
子供のくせに、そんな風に後悔して
たぶん、人生で初めての後悔
(今のところ他に後悔したことがない)


いなくなっちゃってからだと
何もできないってことをその時感じて

祖母と過ごす時間を大切に思うようになって
祖母も数年前他界したけど
その時は
たくさん一緒に居ることができて
よかったと思えた
(ただの自己満足だけど、、、)



核家族が多いけど
大家族、いいなーって思う
祖母、祖父って子供にとっては
すごく大事な存在